こんにちは みのこです。
日本語を母国語とする私たちには、理解できないことが英語にはたくさんありますよね。
その代表ともいえる a, an と the について今回お話しします。
↓読んだほうがいい使用法はこちら
https://minocohawaii.com/entry/lesson-instruction
『ある』を表す a と an

『ある』ってどういうこと?

日本語ではあまり言わないけど、例題を見ていくとわかるよ!
- I can see a boy over there.
- Do you have a textbook for this course?
- A red car was in front of my house last night.
【日本語訳】
- あっちに(一人の)ある男の子が見えるよ。
- このコースの(一つの)教科書持ってる?
- (一台の)ある赤い車が昨夜うちの前にあったの。

なるほど、その『ある』なんだね。
でも an が付くときはどんな時なの?

これから a と an の使い方を詳しく説明するね。
母音につく【an】
母音 [a、e、i、o、u ]、日本語での[ア、イ、ウ、エ、オ] の音で始まる単語には anが付きます。
※一部例外あり
- umbrella → an umbrella 一本の傘
- elephant → an elephant 一頭の象
- hour → an hour 一時間
※hour は hから始まりますが、発音が アワー と ア から始まるので an になります。
子音につく【a】
母音以外の音、子音で始まる単語には a が付きます。
- girl → a girl 一人の女の子
- picture → a picture 一枚の絵や写真
- cellphone → a cellephone 一台の携帯電話

最初の発音によって、aかanになるんだね!

そうなの、言ってみるとわかるよ。
母音(aeiou)で始まる言葉に[ア]は言いにくいの!

ア アンブレラ、ア エレファント...
確かにスムーズには言えないね!
ところで the はよく見るけど意味があるの?

the にもきちんと意味があるよ。
『その』を表す the
- The boy is with a little girl.
- I want to borrow the textbook today.
- The car was very old.
【日本語訳】
- その男の子は小さな女の子といるよ。
- 今日その教科書借りたいな。
- その車はすごく古かったわ。
the は一度話題に上ったものに使います。

先ほどの a と an と the の例題を使ってみてみるよ!
【例文1】
I can see a boy over there. (あっちにある男の子が見えるよ。)
↓
The boy is with a little girl. (その男の子は小さな女の子といるよ。)
最初は a boy (ある男の子)で、 2回目から the boy (その男の子)となります。

これは日本語でも同じように言うね!

そうだね!例えば何日か前に話題に上ったり、話し相手が知っていることには最初から the を付けるの。
「この前会ったあの人がさあ。。。」みたいなね。

なるほど!
おばさんたちが、逢った人の名前を思い出せない時にも使えそうだ(笑)
認知の the
一般的に世の中で『それ』と言えば多くの人がわかるもの、認知している物に使われます。
『一度話題に上ったこと』と考え方は同じです。
例えば、月と太陽。
これらはこの世にひとつしかないので、「月」と言えばみんながある一つの「月」だと認知します。
ですから、月は the moon 、 太陽は the sun となります。
日常的に私たちが使うものとして、施設や団体などがあります。
例えば the police(警察)、the airport(空港)、the bank(銀行)など。

警察署などは世界中にたくさんあるのに、どうして the が付くの?

いい質問だね!
説明するからイメージしてみて!
例えば東京でのタクシーでお客さんは、「空港までお願いします。」とだけ伝えます。運転手は「かしこまりました。」とだけ返事をしました。
お客さんと運転手どちらの立場でもかまいません。どの空港だと思いますか?

東京だから東京都にある羽田空港か、千葉県にある成田空港かな?

でしょ?東京から関西空港までタクシー利用する人はあまりいないよね、新幹線のほうが早いし安いし!
このように、一般的に知られていること、認知を表すのが the です。
『あなたも知っているその空港』のような感覚です。
意外と難しい the の発音
母音 a、e、i、o、u の音で始まるものに付く the は、ダ ではなく、ディのようになります。
聞こえる音は ダ に近くなります。

the は [ザ]ではないんだね。

そうなのよ!the の発音も単語の最初の発音、母音か子音によって違うの。
実際に言いながら見てみよう!
以下の例文を声に出して練習して自然に言えるようにしましょう。
-
I want to go to the airport. (空港へ行きたいです。)
-
Did you get the audiobook? (オーディオブック買ったの?)
-
He needs to meet the owner of the store.(彼はその店の経営者に逢う必要があるの。)
まとめ
少し面倒な a, an と the ですが、基本を押さえればバッチリ使いこなせます。
発音は声に出さないと上達しません!ぜひ練習してみてくださいね。

最後に問題!
「昨日新しいバッグを買ったの!そのバッグがとても可愛いのよ!」
a、an、the 何を使いますか?
ファイナルアンサー?
【答え】
I bought a new bag! The bag is really cute!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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