どうも みのこです。
上の写真はある日の朝焼けです。その日は私が6時頃目覚めた時、部屋中がオレンジ色に染まっていました。日本に居たときにはこのような事がなかったのでベッドから飛び起きて、外へ。あまりの美しさに写真を撮らずにはいられませんでした。
早起きは三文の徳 と昔から言いますもんね。
日本にいた時のほうが早起きしていたのに、シャッターを閉めて寝ていたので空を見上げることもありませんでした。
あら、みのこ
ちょっといつもと違う…?
今回は時間について書こうと思い、写真を改めて見ていたら思いにふけてしまいました。
と、いうわけで
ハワイの時間についてお話しします!
ハワイの独自の時間
皆さんはハワイアンタイムという言葉から何を連想するでしょうか。
眠らない街、新宿のようなイメージはないですよね。日本とは違う時間の流れを思い浮かべると思います。
ハワイでは、爽やかな風を感じてのんびり過ごしたいという方もいれば、ショッピングや観光地巡りに勤しむ方もいたりと、皆さんそれぞれの過ごしかたで貴重な時間を楽しんでいます。
その名の通りハワイアンタイムとは、ハワイ独自の時間であり、正確な時間とは違うゆったりした時間の感覚を表します。沖縄のウチナータイムと似ています。
例えば、6:30開演のコンサートが7時になったり、8:30に予定されていたパーティーが9:30になったり。
毎日時間を気にして過ごす事の多い日本人にとって、時間に対しての感覚の違いが心地よいのかもしれません。
ハワイアンタイムという言葉には、時間を気にせずにリラックスするというだけではなく、朝早く起きて有意義に過ごすという意味もあります。実はこれにはハワイの歴史や文化が深く根付いているのです。
時間にまつわる歴史と文化
まず、ハワイアンタイムが早起きな理由からお話しします。
ハワイはポリネシア人が移住、定住し農業や漁業を中心に発展した島です。農業ではサトウキビ、タロ芋など今でもハワイアン料理にはかかせない食物を作り、木製のカヌーで沖に出て漁業を行いました。
彼らは毎日、朝日が昇る前には唄と共に恵みを祈り、夕陽が沈む時に唄と共にその恵みに感謝していました。
このような習慣から、良い1日を過ごすためには朝早くに起きて有意義に過ごすようになったそうです。
ではなぜハワイアンタイムは時間を気にせずゆっくりなのか?
自然に密着して生活をしていたハワイアンにとっての時間というのは、存在しないようなもの。私たちが持つ1分60秒や1日24時間という時間の感覚は彼らにはなかったそうです。
カヌーで漁をしている時には、夜空の星を見て方向を認識したと言います。
日が落ちれば作業をやめ、眠くなったら寝、自然の感覚で朝日が昇る前に起きていたのでしょう。ちなみに、ヨーロッパ人が初めて来るまで時計というものを持っていなかったそうです。
これを知ると遅れてもしょうがないなって思えてしまいますね。
生活とハワイアンタイム
早起きでゆっくりとしたハワイアンタイム。これが実際に仕事や学校ではどうなのか、現代の生活で見てみたいと思います。
ズバリ言いますが、そのままです!
日本に比べると仕事やお店などの時間帯が早いです。ワイキキやアラモアナは観光客タイムなので、私の近所の身近なところで見てみると、
公務員の就業時間 7:40-16:30
食料品スーパー 5:00-23:00
フィットネスジム 4:30-23:00
など、ジムや買い物に行ってから仕事へ行く人も多いです。
日本ではここ数年『朝活』が流行っていたり、金曜は残業無しなどありますが、周りの環境が整わないとナカナカ難しいですよね。
遅くする努力
皆さんご存知の通り、日本の時間の正確さは世界でも有名です。電車、バス など交通機関は、一分でも早く着いてしまえば時刻通りになるように停車して待つのが一般的です。
また、約束や予約では10分前に到着。遅くても約束の5分前には着くように行動します。私が行った学校でも5分前行動!とよく先生が言っていました。
しかしここはハワイ。のんびりしなければいけません。
時間通りに来るわけもないバスを待ち、イライラしてはいけません。
(短気なアメリカ人夫はイライラしますが)
日本でも、みのすけの英語レッスンではアメリカ人の先生に注意を受けたことがありました。
「早すぎる!まだ8分も前だよ!」
次から5分前にしたけど、教室に入れてくれない…
そんなことがあったので、数週間前から始まった息子のメンターシップには5分前に着くように行きました。待ち合わせしていた息子の友人とお母さん(ハワイ在住20年の日本人)が来たのはギリギリ。
そのお母さん曰く、
1分前がちょうど良い
….いっっっっぷん???
それってイコール、その時間ちょうどだよね??
ちょうど、で良いのだそうです。ちなみにハワイ島はオアフ島のホノルルに比べてだいぶ田舎でのんびりなのでそれでもいいのかもしれません。
そういえば去年、日本から友人がハワイ島へ来た時にレストランの予約時間を30分ほど遅れたことがありました。普通に席に案内されて食事しましたが、もし日本だったら連絡しても現地にいるお客さん優先になりますよね。
やっぱりハワイはハワイだわぁ。
ついでに言うとこれはハワイに限ったことではないと思いますが、アメリカ人の仕事のスピードは人によってムラがあります。
日本ではメール返信、電話折返は遅くても2〜3営業日以内。早ければメールは24時間以内、電話は翌日などありますね。それはどこの企業や学校、お店でも一貫して教育をしているからなのでしょう。
しかしアメリカの政府機関でさえ、すぐ連絡くれる人がいれば、1週間待って連絡したらその指示が伝わってなかったりということが多々あります。
もし、ここハワイで折返し連絡を待つ必要などある場合は、誰がいつまで何をするのかをしつこく確認することをオススメします。
まとめ
歴史や文化と関わりがあるハワイアンタイム。時間を有効に使うという概念は日本の感覚と似ているかもしれません。
ハワイに来たらぜひハワイアンタイムでエンジョイしてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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コメント
「ハワイアンタイム」、最高です!日本人が時間に正確なのは、良い点ではありますが、時に窮屈に感じることがたくさんあります。
ハワイ大好きなのですが、この数年訪れてません(泣)
個人的には、マウイ島が好きです。
id:happy-ichiro さん、ハワイアンタイムに慣れてしまうと日本では暮らせなくなりそうです(笑)
そういえばマウイ島に雪が降ったそうです。住んでいた友人も驚いていました!