どうも みのこです。
このブログはハワイやアメリカのなんだかんだを、不定期に更新しております。
アメリカ移住を決めたらだれもが通らなくてはいけない、ビザやグリーンカードの申請。
フィアンセビザ申請からグリーンカード取得まで、早い人では1年。
私のケースでは、フィアンセビザに約11ヶ月、 グリーンカードでは一度却下され、コロナウイルスの影響もあり、トータルの期間では3年以上がすでに経過しています。
プロセス中は想定外のことがたくさん起き、まだまだ初回のグリーンカードを取得していませんが。。。
今回は『フィアンセビザからグリーンカードのタイムライン・費用と次の手続きの注意点』をお話します。

コロナウイルスの影響もあり手続きが延び延びなので更新するか悩みました(笑)
これまでのフィアンセビザやグリーンカードについての記事も、あわせてご覧ください。
フィアンセビザ取得までのタイムラインと費用
手続きを始めるにも何をすべきかわからなかったので、USCISの公式ホームパージといくつかのサイトを参考にしました。
フィアンセビザのタイムライン
- 2017.05.18申請費用支払い、I-129F郵送
アメリカにいる主人に発送してもらいました。
- 05.22NoA1 (I-797C)
書類がUSCIS(アメリカ移民局)に届いたという知らせです。
- 12.05NoA2 (I-797)
ひとまず書類を受け入れて、手続きを開始するという知らせです。
- 2018.01.18ケースナンバー取得
申請者ごとに一つのナンバーが割り振られます。
息子の分もあるので、2つの番号がありました。 - 01.24書類がNVC(ナショナルビザセンター)から東京へ発送
日本の大使館へ送られます。
- 02.06インストラクション到着
手続きの流れや必要書類などについて記載されています。
- 02.07渡航証明(犯罪経歴証明書) 申請
住まいの管轄警察署にて申請します。
- 02.09聖母病院にて健康診断
指定の病院にて、事前予約が必要です。
- 02.16渡航証明(犯罪経歴証明書)受取
- 02.17健康診断書 郵送にて受取
- 02.26大使館面接 書類不備にて停止
主人の収入に関しての書類不足あり、後日送るかジョイントスポンサーをつけるようにと言われました。
- 02.27追加書類 メールにて送付
- 03.04ジョイントスポンサー必須と言われ主人の弟に頼む。
- 03.07義弟が書類をメールにて送付。
- 04.02フィアンセビザ承認、発行
- 04.04ビザを郵送にて受取
- 04.11渡米みのこ
日本を離れるのは寂しかったけれど、すぐに渡米できるように1月から準備していました。
フィアンセビザ取得にかかった費用
手続きは全て私がしているので、弁護士など専門家に払う費用などはありません。
※フィアンセビザに関する料金は、2017年~2018年時点です。
料金の変更は数年に1度行われています。USCISのホームページでご確認ください。
【フィアンセビザ申請】約20万円
申請料金 $535
面接申請費用 $265×2=$530
健康診断費 (聖母病院)
【私】 38,372円
【息子】15,120円
ワクチン(かかりつけ医)二人分の色々なワクチン合計 18,000円
証明写真 1,800円
戸籍謄本 450×3枚=1,350円
交通費 5,000円
書類郵送費 4,000円
※健康診断の日を待っている間に、ワクチンや抗体検査を可能な限り地元のかかりつけ医で済ませました。
(健康診断の指定病院までいくことが、二度手間にならないように)
※証明写真、戸籍謄本、交通費、郵送費は大まかに計算しています。

写真代や交通費など、細かい出費も多いですね。
地方に住む人は、健康診断や面接時のホテル代など旅費もかかるし大変。
グリーンカード取得のタイムラインと費用
アメリカに着いてすぐに手続きを進めれば早いだろうと思ったけれど、思うようにいかないのがグリーンカードの手続き。
絶対に送っているのに書類が足りないとかなんとか...
グリーンカードのタイムライン
グリーンカードは一度却下されて2回申請しているので、2つのタイムラインに分けています。
また、私の場合はSSN (Social Security Number:社会保障番号)をすぐに申請していません。
通常は渡米してから2週間ほどして、SSNを地元の社会保障事務局で申請します。
ですが、グリーンカード申請とともにできる就労許可のフォームでSSNの発行も申請しました。
( 主人が地元の社会保障事務局へ行くのを面倒くさがったため )
↑いらない情報ですが愚痴らせてください(苦笑)
- 2018.04.15結婚(渡米4日後)
アメリカでは事前に結婚許可証を申請→結婚→結婚証明書をもらう流れとなります。
- 08.09グリーンカード関連申請書類を郵送
- AoS(I-485):グリーンカード申請のメイン書類
- EAD(I-765):就労許可申請
- AP(I-131):渡航一時許可申請
AoSと同時申請をすると、EADとAPの申請料金はかかりません。
息子の分も各1部ずつ申請しました。(就労許可は必要ないけれどSSNのため) - 08.25NoA1 郵送で受取
書類がUSCISに到着した知らせです。
- 09.04バイオメトリクス
地元のUSCISオフィスで、指紋採取と写真撮影します。
- 11.08RFE 発行され手続きが停止(知ったのは後日)
RFE(Request for Evidence)は、書類不備などを理由に発行される知らせ。
RFEが発行されると手続きはいったん停止し、必要書類を期限日(87日以内)までに返送しなければ、申請全てが却下されます。 - 12.23手続きが停止していることを知る
知らせが届かず、1ヶ月半も知らない状態でした。
- 12.27主人が電話でRFEの再送リクエスト
- 01.12息子の分だけRFE到着
主人が電話でリクエストしたのは息子の分だけと判明しました。
- 01.16電話して私の分のRFEを再送リクエスト
- 01.27私の分が到着
- 02.28【申請却下】※この時は知らず
- 03.01RFEに応えるため、必要書類を発送
- 03.05書類受入、手続き開始のテキストが届く
- 6月~7月何度か状況を電話で問い合わせるも、手続き中と言われる
- 08.03オンラインでEAD(就労許可)のみの状況確認をリクエスト
- 08.14EADの申請は2/28付で却下されたとメール受信
- 08.15EAD再申請送付
もしまだメインの申請が生きていてEADだけが却下ならば、再申請の料金は取られないのと、事実をしりたかったので再申請してみました。
- 08.19USCISに電話で全て却下されたと言われる。
この時点で却下は半年も前のことなのに、知らせをもらっていませんでした。
- 08.21USCIS再度電話、EADは却下だが、メインの申請は却下になっていないと言われる。
- 08.22移民管理官と話すため夜中にUSCIS電話→却下されていないと言われる。
オンラインで却下の知らせをリクエスト。現地の午前中早くに電話しないと、移民管理官とは話すことは難しいです。
ハワイとは6時間の時差があるため、2時に起きて5時近くまでかかりました。 - 09.23移民管理官と話すべく再度USCIS電話→真相解明のリクエスト
この時期はUSCISのシステムがめちゃくちゃになっていたので、電話に出るみんなが違うことを言っていました。

この時期はUSCISのシステムを変更するとかで、めちゃくちゃでした!
ちなみに、却下の手紙は何度リクエストしても届かないままです。
- 10.25全ての手続きを再申請。書類を発送
却下されたことはわかったので、書類もすべて作り直し、再度料金も2人分払って再申請しました。
- 10.28USCIS 書類到着
- 11.10NoA1 受取
- 11.29バイオメトリクス
指紋採取や写真撮影を前回同様にしました。
- 02.03ケーステータスが “ Interview was scheduled ” に変更
- 02.19面接の日時が書かれた知らせが到着。
3/10の10:15とわかり、飛行機や前泊する場所を予約しました。
- 03.02コロナウイルスを恐れ、電話で面接のリスケジュールをリクエスト
「体調がすぐれない場合は、ペナルティなしでリスケジュールしてもよい」と、USCISが公式に発表したので私たちもリスケジュールしました。
- 03.04EAD&APのコンボカードか到着
2/26にEADとAPのステイタスがapprovedに変更され、1週間以内にカードが届きました。
- 04.15リスケジュール受け付けたと電話を受ける
コロナウイルスの影響でUSCISの対面サービスがクローズしているので、後日オープンしたら面接の日時の手紙を送るとのこと。
- 2020年夏~秋(面接の新しい日時の知らせが到着… 期待込み予定)
- 2020年 年内(面接… 期待込み予定)
- 2021年 年明け(ついにグリーンカード取得!!…期待込み予定)
私の場合では、面接時点で結婚して2年以上が経っているので、初回のグリーンカードから10年になります。
最後の3件は根拠のない期待込みの予定ですので、あてになりません。
一部情報によると、アメリカ本土では結構な確率で、面接の連絡がないままグリーンカードが送られてきたということが。(2020年6月確認)
コロナウイルスの影響は悪いことばかりではないようですね。
グリーンカード取得にかかった費用
息子と私の2人分×申請2回分なのでそれなりにかかっています。
【グリーンカード申請1回目】約32万
- I-485 申請料金 私の分 $1,225、息子の分 $1,140
- バイオメトリクス料 $85(13歳以下は無料)
- 戸籍謄本 日本から郵送で取り寄せ $25(多めに取得)
- 証明写真 Walmart 2人分 $30
- 書類郵送費 $16
- 交通費(ハワイ島―オアフ島ホノルル)$380
健康診断書は1年の有効期限内だったので、フィアンセビザの時の物を使用で無料。
【グリーンカード申請2回目】約38万円
- 申請料$1,225($85含む)の息子と私の2人分で、$2,450
- 健康診断 I-693 二人分 $200×2=400
血液検査
【私】 淋病、梅毒、ツベルクリン$156.79(Labで当日払いの場合)
【息子】ツベルクリンのみ $102.95
【私のみ】 インフルエンザ、Tdap接種 カイザー病院でcopay $20
- 証明写真 Walmart $15×2回
- 戸籍謄本料金 $25
- 書類郵送料 $32 (リスケジュールなどで書類を複数回郵送)
- 交通費$200(予定)
フィアンセビザからグリーンカード取得まで総額90万円ほどかかってしまっています。
この他にも色々な細かい手続きで費用がかかっていますが、怖いので計算するのはやめておきます...

もし面接が来年の3月になると、前回から1年以上なので健康診断をまた受けなくてはいけません。
そうなるとプラス$500...涙
グリーンカード取得後にやること
フィアンセビザの申請からグリーンカード取得までは、長い道のり。
やっと終わった!と、ゆっくりしたいですよね。
でも、のんびりしすぎるとグリーンカードの有効期限が切れたり、お金が無駄にかかったりと大変なことに。
そうならないよう、次にやることや期限について軽く予習をしておきましょう。
2年以内に条件解除の手続き

最初のグリーンカードは2年だけの条件付き。
なので次は、10年のカードに切り替える手続きが必要です。
アメリカ市民と結婚して2年未満で初めて取得するグリーンカードは、2年の条件付き。
その条件を解除して10年のカードを取得するための申請は、グリーンカードの発行日から2年が経つ90日前からのみ可能です。
結婚してから2年、ではないのでお間違いなく!
【2年の条件解除に必要なもの】
- 申請費用 $595 (2020年6月現在)
- I-751フォーム
- グリーンカードの裏表のコピー
- 結婚後の証明書類(共同口座の証明書、保険証などグリーンカード申請で提出した書類やプラスの共同財産の最新の書類、写真やカード、手紙など)
Visa Jorney ステップガイド を参考にしてみてください。
ここまで散々、証拠の書類集めをしているので内容はもう慣れていると思います(笑)
子どものグリーンカードについての注意

小学生から中学生のお子様のグリーンカードを取得した場合はこちらも!
グリーンカード申請や取得時に12-13歳の子供がいる場合は、14歳になったらすぐ30日以内に更新の申請を行うことをおすすめします。
というのも、14歳未満でグリーンカードを取得した子供は、14歳の誕生日後にカードを更新しなくてはならず、16歳でカードの有効期限が切れます。
そして更新手続きには、申請料 455ドル(2020年3月現在) とバイオメトリクス料の85ドルが必要なので、合計540ドルかかります。
しかし、14歳の誕生日から30日以内だと、85ドルのバイオメトリクス料だけで済んでしまいます。
540ドルが85ドルです。
最悪の場合、タイミングが合わずに14歳の手続きと2年の条件解除の両方で、合計1,000ドル以上払わなくてはならないことも出てきます。
ですので、14歳の誕生日と2年の条件解除の時期をよく見て判断してみてください。
詳しくは、USCIS公式ホームページ グリーンカード更新について をご覧ください。
フィアンセビザ・グリーンカード取得 まとめ
本当に時間もお金もかかるフィアンセビザからグリーンカード取得までの旅。
10年のグリーンカードの取得まではあまり落ち着くことができないかもしれません。
しかし、アメリカ移住という大きな環境の変化に慣れるためには、 この全ての流れが必要なことだったと実感しています。
まだ旅の途中の人も、これからビザの手続きをする人も、ぜひとも頑張ってアメリカ生活をエンジョイしてほしい!
私のは例外も多いですが、少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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